脱毛サロンの長期契約は大丈夫?経営状況から倒産リスクを考える

まだ記憶に新しい、2017年に起きた全身脱毛サロン・エターナルラビリンスの倒産。

通っている脱毛サロンの運営会社が倒産してしまうと、施術料金が返金されなかったり、適切な保証が受けられなかったりとトラブルが起こります。

大手脱毛サロンといっても安心できません。倒産するリスクの低い企業を選ぶのも脱毛サロン選びで大切です。ポイントをまとめました。

[最終更新日]  [公開日] 2018/6/28

過去の事例から学ぶ!エターナルラビリンスの破産

「月額制で全身脱毛ができる」として人気があったエターナルラビリンスが破産したのは2017年。といっても、これ以前に業務停止命令が出るなどして利用者の間では不信感が広まっており、この時点で解約の手続きをしている人も相当数いたようです。

エタラビがどのような経緯で破産に至ったのか、時系列で見ていきましょう。

20168月、消費者庁から業務停止命令が出る

消費者からの相談を受けて、まず業務停止命令が出ました。以下のようなことが問題になっていました。

  • スタッフや脱毛マシンの数など、キャパシティを超える契約を取ることで、予約が取れない
  • 単なる分割払いをあたかも月額制のように宣伝していた
  • 解約を受け付けなかったり、解約金の支払いを不当に引き延ばした
  • 期間限定キャンペーンとしながら、実際には毎月同じキャンペーンをしていた→割引しているかのように見せかけていたがそれが通常価格だったということ)

業務停止命令の対象となったのは「新規顧客の獲得」。そのため、すでに契約していた人は施術を受け続けることができる状況でした。

これは、新しい顧客が増えるのをいったんストップすることで、既存の顧客に対するサービスが改善されることを見越した処置。

実際にはこの時点で解約者が続出したのですが、このことが後にトラブルの原因になったのです。

20174月エタラビを運営するグロワール・ブリエ東京が破産手続き申請

次の年の4月、約50億もの負債を抱えて破産。

契約を継続していた人には優遇措置が取られましたが、エタラビに払った金額が戻ってくるわけではありません。

優遇措置の内容

「全額支払済」と「現在支払い中」の2つの優遇措置が取られました。

現金、クレジットカード、ローンで代金を全額支払済の人

ミュゼで施術料金の3割を支払って継続可能。

信販会社である日本プラム、ダブルラックで分割契約をして支払い中の人

このまま支払いを続ければ、料金の負担なしで、ミュゼで施術が受けられるとのことでした。ただし、信販会社によっては返金やミュゼでの優遇措置の対象にならないところも。

さらにパニックになる

この時点で

  • すでに解約していた人は優遇措置の対象外になってしまった
  • すでに解約していた人も、これから解約しようと考えている人もお金が返ってくる確率はほぼない

ということが分かり、パニックが起こりました。

現在でも、返金はされておらず、ミュゼでの優遇措置の対象にならなかった人は「お金だけ払って脱毛できなかった」という最悪の結果になってしまいました。

脱毛サロンが破産しそう・破産したときにすべきこと

残念ながら、倒産してしまった企業から返金を受ける可能性は限りなく低いと言えます。

エタラビの場合、20181月時点で「返金できたとしても、1人当たり1,000円程度になる」と破産管財人から言われたという口コミがありました。

何十万円も払って、返金が1,000円だったら、泣くに泣けません!通ってたサロンが万が一、倒産したら以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 会社が破産してから解約をしても、返金される可能性は低いので、慌てずに少し様子を見る。
  • 解約手続きをするまえに、優遇措置が受けられる可能性がないか調べる
  • 優遇措置がなく、ローン支払いが途中である場合、信販会社に「支払い停止の抗弁書」を送る

「支払いの抗弁」とは、購入した商品(権利)やサービスなどに「サービスの提供がされない」「サービスの提供内容に問題がある」などの、トラブルがあったときにクレジット会社等からの代金請求に対し、その支払を停止することができるというものです。

まず、信販会社に連絡し送付方法を確認してから「支払停止等のお申出の内容に関する書面」を送付します。詳しい内容は一般社団法人日本クレジット協会のページを参照してください。

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倒産しそうなサイン?4つのポイント

消費者が経営状態の悪いサロンを見分けるのは難しいのですが、これまでに倒産したサロンを契約していた人の口コミを見ると以下のような声が目立っていました。

  • 高いプランを強引に勧めてくる
  • 現金払いを勧める
  • 広告を見かけなくなった
  • 解約についてのルールがあいまい

倒産したサロンの実際の口コミ

まだ契約が終わっていないのに別のプランの契約の勧誘をしつこく受けました。

現金一括払いにすれば、オプションプランを無料にすると言われました。とにかく現金で、と焦ってる感じで、怖くなって契約を見送りました。

部分脱毛をするつもりでカウンセリングを受けたのに、全身脱毛で無理やり契約させられそうになりました。

高いプランやコース、現金払いを勧める

以前、エターナルラビリンスのサイトには「当サロンは美意識の高い方のみ通っていただくため、全身脱毛プランのみとなっています」と書かれていました。今になってみると、高額の契約を勧める理由を正当化していた感じがしますね。

でも、高いプランを勧める、現金払いを勧めるということは経営状態が安定したどこのサロンでもあり得ることなので、これだけで判断するのは難しいでしょう。

他のポイントも合わせてチェックするようにしてください。

広告を見かけなくなった

広告の有無に関してはひとつの目安になります。それまで有名タレントを起用してCMや広告を出していたのに一切見かけなくなったというのは、広告費を削らざるを得ない状況にあるか、すでに広告代理店への支払いが滞っている状態であることが考えられます。

こちらは倒産したサロンに勤めていたスタッフの口コミ。スタッフも直前まで自分が勤めている会社の経営状況を知らないと考えると、ちょっと怖いですね。

毎月、新しいチラシやポスターなどが店舗に届いていたのですが、ある月からぱったりと届かなくなりました。おかしいなと思っているうちに倒産のニュースが入り、びっくり。サロンのスタッフも何も知らされていなかったんです。

解約についてのルールがあいまい

小さいサロンに多いパターンですが、そもそも解約させないようにするのが前提になっており、解約に関するルールがあいまいであったり、スタッフが解約に関する質問に答えられなかったりするようであれば、契約そのものを見送った方がいいでしょう。

倒産による被害にあわない脱毛サロンの選び方

  • 経営の安定した大手サロンを選ぶ
  • 長期間、高額の契約を避ける
  • 月額制があるサロンを選ぶ

経営の安定した大手サロン

脱毛サロンの多くが非上場企業であるため、売上が非公開です。大手と言われる、銀座カラー、キレイモ、ミュゼプラチナム、脱毛ラボの4つのサロンは今のところ大きな経営の問題はないと考えられます。

新卒採用や中途採用を行ってるサロンも経営が順調であると判断できます。

銀座カラーの経営状況

運営会社 株式会社エム・シーネットワークスジャパン
本社 東京都
資本金 1億円
売上高 100億円(2017年4月期実績)
従業員数 1086名(2018年5月)
採用状況 2019年新卒採用(選考が進んでいるため正式な募集人数は不明)中途採用予定

キレイモの経営状況

運営会社 株式会社ヴィエリス
本社 東京都
資本金 3,000万円
売上高 非公開
従業員数 850名(2018年2月)
採用状況 2019年度の51~100名採用予定。新卒採用説明会を東京、名古屋、関西地区で開催。
中途採用も実施。

ミュゼの経営状況

運営会社 株式会社RVH
ミュゼ本社 東京都
資本金 800万円
売上高 非公開
従業員数 3,832名(2017年12月)
採用状況 2019年新卒採用(終了のため人数は不明)。
中途採用も実施。

ミュゼは株式会社RVHグループ傘下に入っています。RVHのグループ会社はたかの友梨ビューティクリニックを運営する不二ビューティーをはじめ、アパレル、ゲーム開発、コンサルティングなどをさまざまです。

脱毛ラボの経営状況

運営会社 株式会社セドナエンタープライズ
本社 東京都
資本金 1,000万円
売上高 非公開
従業員数 国内外750名
採用状況 2019年101~200名の新卒採用予定

長期間、高額の契約を避ける

大手サロン以外を選ぶ場合、通い放題プランなどの高額の契約は避けた方がいいでしょう。小さなサロンで無期限のプランを契約したところ、ある日突然閉店していたという声もあります。

月額制があるサロンを選ぶ

回数プランより多少割高になりますが、月額制プランなら万が一、倒産しても被害はほとんどありません。

月謝制タイプの月額制にはキレイモや脱毛ラボがあります。

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